2025年8月
新しいことを始めようとするとき、そのことは本当に今必要なのか、また自他ともに必要とされていることなのかという動機の確かめが大切である。かつて竹中智秀先生は「やりたいこと、できること、しなければならないこと」の3つが重なる生活こそ、人が活き活きと生きるための基だと教えてくれた。
ただ、善だと思って始めたこともいつしか自分自身が良いと思うことだけに執着するようになり、私心に振り回されてしまっている。
他者を抜きにして良い(善い)ものは生まれない。何のためか、誰のためか、進もうとする先に何があるのかを立ち止まってよく考え、先人の声に耳を傾けて、自身の足元を確かめていきたいものだ。
2024年1月
誰しも多かれ少なかれ壁にぶつかり、そのことに向き合いながら生きていく。過ぎてしまえばその経験が自分の糧になったと納得できるかもしれないが、困難を目の前にしてそんな余裕は毛頭ない。
職場や学校などで、他人との比較や社会的価値観に振り回されながらも、考えを巡らし乗り越えようとする。そして、受け入れ難い現実に目を背けたくなることもある。
失敗のない人間などいない。ただ、逃げることと退くことは違う。常に真剣に向きあうことは難しいが、そこから見えてくるモノがあるのではないか。物事の本質を少しずつでも感じることのできる向き合い方を、今一度この言葉から学びたい。
2023年5月
常日頃から上機嫌でいることは難しい。気分の浮き沈みは人にとってはつき ものであるが、不機嫌が周りに及ぼす影響は大きく、この不機嫌(ネガティブ) な意見や行動を打ち消すのに3倍の量のポジティブな意見や行動が必要だそう だ。また、不機嫌が厄介なことは周りを不愉快にさせるうえに、自分自身はそこ に気づかないことにある。振り返ると思い通りにはいかないことにいら立ち、相 手の立場に立つことがない自身の姿が容易に想像できる。
ただ人間は、組織やグループなど、何かに所属し他の人とつながりをもたない と生きていけない。不機嫌な自分でありながら、そこに居場所があるとすれば、 そこにはひとえに、周りの人がそんな私に頷き、受け入れてくれるからだ。つな がりを生きる中で、穏やかな顔でやさしい言葉をもち、人に接することの大切を 確かめ、歩みを進めていきたい。
2021年10月
2021年1月
2021年4月
2022年5月
2020年4月
2020年5月
2020年6月
2020年7月